こんにちは。

豊中補聴器センターのスタッフ井上です。

皆様は、オーダーメイド補聴器(それぞれのお耳の形状に合わせたオンリーワンの補聴器です。)

がどのようにして作られているのかご存じですか?

今回はオーダーメイド補聴器の作成に必要な『耳型採取』についてご紹介いたします!

 

オーダーメイド補聴器はお一人、お一人のお耳の形に合わせた補聴器です。

その為、粘土状の材料(インプレッション材)でお耳の型を採る必要があります。

「どんな風に耳型を採られるのかわからなくて不安、、、」「耳型を採るのってちょっと怖そう、、、」

そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

今回は不安な気持ちを抱えてらっしゃる方に向けて、

どのようにしてお耳の型を採っていくのかを耳の模型の写真を交えてご説明いたします。

 

耳型採取の手順

1.お耳の観察

まずは使用するすべての器具をアルコールで除菌します。※衛生管理の為

下記画像の専用のスコープでお耳の中を観察し、外耳道(お耳の穴)にトラブルがなければ次の工程へ進みます。

耳の健康・安全上の問題

  • 耳垢が大量に詰まっている
  • 耳の炎症・湿疹・傷がある
  • 過去に手術をしたことがある

※上記に該当する場合は、耳鼻咽喉科の受診をお願いすることがございます。医師の判断のもと、安全に耳型採取を行ってまいります。

 

2.綿球の挿入

鼓膜面にインプレッション材が入らないためのストッパーとして、紐のついた綿球を使用いたします。

※お店によっては、スポンジを使用する場合があります。

外耳道(お耳の穴)の広がりに合ったサイズの綿球を選択し、専用のペンライトを使用してお耳の中に挿入します。

お耳の穴はまっすぐではなくカーブしており、お人によって形状が異なります。

ですので、その湾曲部分までしっかりと型を採るため、適切な位置に綿球を置きます。

そうすることで、落ちにくく、フィット感抜群の補聴器に仕上がります。

その後、スコープで正しい位置に綿球が位置しているかを確認いたします。

※お店によってはスポンジをストッパーとして使用します。

 

3.インプレッション材の注入

次はインプレッション材(耳の型を採るための材料)の注入を行います。

注入中もスタッフがお耳の様子を確認しながら進めてまいりますので、安心してお任せください。

注入後数分程度で固まり、お耳から取り外すことができます。

注入後の実際の様子がこちらです⇩

 

4.耳型の取り出し

取り外した耳型がこちらです。

このようにしっかりと固まり、取り外すことができます⇩

以上が耳型採取の手順です。

採取した耳型を補聴器メーカーに送付し、メーカーの技術者が耳型をもとにオーダーメイドの耳栓を作成いたします。

このような流れでオーダーメイド補聴器が完成いたします。

完成した耳穴タイプのオーダーメイド補聴器の一例がこちらです。

 

 

お耳の状態によっては耳型を採取することができない場合もございます。

お客様のお耳の状態が以下の禁忌項目に該当する場合は、一度耳鼻咽喉科を受診していただき、医師の判断のもとで耳型採取を行います。

禁忌8項目

● 耳の手術を受けたことがある。
● 最近3ヶ月以内に耳漏があった。
● 最近2ヶ月以内に聴力が低下した。
● 最近1ヶ月以内に急に耳鳴りが大きくなった。
● 外耳道に痛みまたは、かゆみがある。
● 耳あかが多くたまっている。
● 聴力測定の結果、平均聴力の左右差が25dB以上ある。
● 聴力測定の結果、500,1,000,2,000Hzの聴力に20dB以上の気骨導差がある。

以上の項目については当店でもカウンセリングを行い、ご来店時に確認させていただいております。

 

このように、安全に配慮しながら耳型を採取しております。

あなたのお耳に合った補聴器を、一緒に作っていきましょう!


所属:豊中補聴器センター
出身:兵庫県
趣味:映画鑑賞
大切にしていること:丁寧で、心が伝わる接客。