『セミの鳴き声』と補聴器の意外な関係性
目次
【夏の音色】補聴器でセミの声が聞こえるのは自然なこと
こんにちは!豊中補聴器センターの登尾です。
最近は、外を歩いているだけで「ミーンミーン」や「ジージー」といったセミの鳴き声が聞こえてきますね。
この季節ならではの自然の音に、季節の移ろいを感じる方も多いと思います。
ところで、補聴器を付けている方から
「最近セミの声がすごく聞こえるんですが、大丈夫ですか?」
といったご相談をいただくことがあります。
実はそれ、とても自然なことなんです。↓
■ セミの鳴き声はどんな音?
セミの鳴き声の周波数帯は、種類にもよりますがおおよそ2,000Hz〜8,000Hzの間に集中しています。
特にニイニイゼミやアブラゼミなどは4,000Hz〜6,000Hz付近がピークになることもあります。
この周波数帯は、加齢による聴力低下(いわゆる「高音の聞き取りづらさ」)で聞こえにくくなりがちな音域です。
補聴器はこの高音域をしっかりサポートしてくれるため、装用を始めて「今まで聞こえていなかったセミの声」が突然聞こえるようになることがあります。
■ 聞こえるのは、補聴器がちゃんと働いている証拠
「セミの声が気になる」「うるさい」と感じる方もいるかもしれません。
けれど、それは補聴器がきちんと高音域を補ってくれている証拠なんです。
実際、セミの声が聞こえるようになることで、
「季節の変化を感じられてうれしい」
「子どもの頃の記憶がよみがえった」
というお声も多くいただきます。
■ 違和感がある場合は、調整で快適に
もちろん、セミの鳴き声が「耳障り」「大きすぎる」と感じる場合は、無理せずご相談ください。
補聴器の高音域の感度や環境音の抑制設定などを調整することで、より快適に夏の音を楽しんでいただけます。
■ さいごに
セミの声が聞こえる――
それは、「耳が自然の音を取り戻している」という、とてもとても!嬉しいサインです。
補聴器を通して、もう一度“季節の音”と出会ってみませんか?
ご不安やご質問があれば、いつでもお気軽にわたくし登尾までご相談くださいね。
追記:
高音域というのは、言葉の明瞭性、会話の内容(子音、カ行サ行)を聞き取るのに凄く大切になってくる音で、
セミの声=高い音=会話を聞き取るのに大事な音という認識に変換して伝わってくれればいいなと願います。
それと、もう一つセミに関しての看板も書きましたので画像をどうぞ!
〇看板は毎日書いていますので通りがかったときにでもチェックしてくれるととても嬉しいです。^^
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