【知っていると得をする】補聴器の雑学①言葉の聞き取りにまつわる周波数の話
こんにちは♪
豊中補聴器センターの登尾です🔥
本日は、知っていると得をする補聴器の雑学を分かりやすくまとめさせていただきます!
↓早速本題に移ります↓
【補聴器の雑学⑨】言葉の聞き取りにまつわる周波数の話
〜“聞こえているのに聞き取れない”理由がわかる〜
補聴器を検討されている方や、お耳の聞こえにお悩みの方からよくいただく質問があります。
「どの周波数(音の低さ、高さ)が聞こえていれば、日常会話を理解できますか?」
実はこの疑問、
“会話に使う周波数の仕組み”を知るとすっきり理解できます。
目次
▼ 日本語に大切な周波数は「中音〜高音」
日本語の会話で特に重要なのは、
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子音(さ・た・か行) → 高音域(2000〜4000Hz)
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母音(あ・い・う・え・お) → 中音域(500〜1000Hz)
です。
つまり、
1000Hzは日本語の“土台”を作る音なのですが、
言葉を聞き取る決め手は4000Hz付近の高音になります。
▼ 1000Hzが聞こえても「会話の内容がわからない」ことがある
なぜか?
● 1000Hzは “母音” の領域
母音は、「あ・い・う・え・お」という音の響き部分を作ります。
例えば
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か
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さ
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た
は、すべて母音は「a」。
母音が分かると“音は聞こえる”感覚になります。
しかし…
● “言葉の違い” を生むのは子音(高音域)
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か(K)
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さ(S)
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た(T)
この K / S / T のような子音の差は、
2000〜4000Hzの高音域が担っています。
なので、1000Hzだけが聞こえていても、
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「音は、聞こえるけどなんと言ったかわからない」
-
「音は、大きいのに会話がぼやける」
という状況になりやすいのです。
▼ では、1000Hzは日本語理解の何割を担う?
ざっくりお伝えいたしますと、
➡ 1000Hz単体では会話の“3〜4割程度”。
残りは高音域(2000〜4000Hz)が担当しています。
(理由:母音だけでは単語の判別ができないため)
1000Hzが聞こえると、
“会話が鳴っている”ことは分かるけれど、
“意味として理解するには物足りない”という状態です。
▼ 4000Hzが落ちるとこう聞こえる
具体的にはこんな感じです。
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「さかな」→「あああ」
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「たけうち」→「あえうい」
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「かすみさん」→「あういあん」
音は聞こえているけれど、
言葉の特徴(子音)が抜けるため、
会話の理解度が大幅に低下します。
▼ なので、高音域の補聴がとても大事
補聴器の調整では、
1000Hzよりも2000〜4000Hzをしっかり補うことで、
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会話の輪郭がはっきりする
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言葉の聞き分けが改善する
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「聞こえる」と「聞き取れる」が変わる
という効果があります。
▼ まとめ:1000Hzは「土台」、4000Hzは「意味」
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1000Hz:会話の土台(母音) → 3〜4割
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4000Hz:言葉の判別(子音) → 会話理解の決定打
どちらも大切ですが、
「聞き取る」ためには高音域が必要不可欠です。
1000Hzのみを見ても言葉の聞き取りの良し悪しは判断できないというのは、こうした理由からなのです!
なので初回来店時には、現在のお耳のお困り事、聴力測定などにしっかりとお時間をお取りし、
どの周波数(音の低さ、高さ)が苦手で現在聞き取りに困っているのかを誠心誠意カウンセリングさせていただきますので
補聴器ご検討の皆様、是非ともご予約お待ちしておりますね♪
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