こんにちは!

茨木補聴器センターのもりぞーです。

 

 

前回から引き続き補聴器に搭載されている機能のお話をしておりますが、今回は補聴器の機能で不可欠と言っても良い「指向性マイク」についてお話いたします。

 

指向性マイクとは簡単に言うと「特定の方向からの音を集音するマイク」です。

 

 

 

通常私たちの耳は耳たぶ(耳介)の集音効果によって前方からの音は集音しやすく、後方からの音は入りにくい構造になっています。この特徴を利用して前方の音がよく集音できるように設計されたものが補聴器の指向性マイクになります。

 

 

 

 

 

 

(余談ですがテレビ局のスタッフが使用するガンマイクは超指向性といい、集音範囲がとても狭いです)

 

 

 

しかし音が常に前方から聞こえる状態ですと、横から話しかけられたり後ろからの声が聞こえにくかったりしますので、補聴器では2つのマイクを本体の前後に搭載しています。

 

 

それぞれのマイク位置の差によって、一つの音源から発せられた音を拾う際にほんの僅かな時間差が発生します。

 

 

補聴器の高性能コンピューターがその時間差を計算し、前からの声であれば前方マイクが優先的にキャッチできるように調整し、後ろからであれば後方マイク、横からであれば前後同時に集音といった具合に、集音する範囲や方向を自在に変化させて快適な聴こえを常に保ってくれます。(環境適応型指向性と言います)

 

 

 

 

 

 

 

 

(GNリサウンドカタログより引用)

 

前々回の記事で投稿したものですが、「騒音抑制」についてはこちらの画像をご覧ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(GNリサウンドカタログより引用)

 

 

 

「騒音抑制」と、この「環境適応型指向性」の2つを組み合わせる事で、現在の補聴器は「騒音が大きい場所では静かにするように抑えながら、会話のする方向へは集音効果を高める」といった複雑な処理ができるようになっています。

 

 

シグニア補聴器のデモ動画がとてもわかりやすいのでご紹介いたします。(動画55秒から比較実験)

(あくまでもイメージとしてとらえていただけると幸いです)

 

 

補聴器の素晴らしい機能をぜひお試しください!

 

 

 

 

 

 

 

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もりぞーでした♪