なるべく見えない、目立たない補聴器のメリットとデメリットをプロが解説します
「補聴器をつけたいけど周囲の人に見られたくない」
「目立たない補聴器があればつけたいと思っている」
「補聴器は大きくてカッコ悪いイメージがある」
そう思っている人は多いのではないでしょうか。
補聴器は生活を豊かにしてくれる優れものなのに、ネガティブなイメージが先行して躊躇している方が多いのも事実です。
本記事では、補聴器業界一筋12年の私が、周りの人から見えない・目立ちにくい補聴器の紹介と、そのメリット・デメリットを解説していきます。
目次
目立ちやすい補聴器ってどんな機種?
「目立ちやすい」補聴器とはサイズが大きくて隠れていない機種です。
最新の補聴器は小型化が進んでいるとはいえ、今でもやはり大きくて目立ちやすい機種もあります。
見た瞬間着けているのがわかる大きさです。
内蔵されている部品も大きくできるので、電池寿命が長くなったりパワータイプの補聴器となり、必ずしもマイナスな面だけではありません。
しかし、補聴器の装用を見られたくない方にとっては周りの視線が気になってしまうかもしれません。
なるべく見えない、目立たない補聴器
それに対してなるべく「見えない」、「目立たない」補聴器は小さくて、一目では補聴器を着けているかわかりません。
特に最新の補聴器は小型化が著しく、特に耳あな式の最小サイズであれば自分から言わない限り気づかれることはほとんどありません。
実際に高槻補聴器センターでも、20代~90代の幅広い年齢層の方にこの小さな機種をご使用いただいており、大変喜ばれています。
見えにくい、目立ちにくい補聴器を選ぶデメリットはある?
小さな補聴器を選ぶと周りの人に気づかれにくいメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。
- 電池の消耗が早い
- 手先が器用でない人にとっては扱いにくい場合がある
- 充電式補聴器は非対応
- 聴力によっては対応できない
一つ一つ解説していきます。
1.電池の消耗が早い
補聴器が小さくなると、電池の大きさも他の機種と比べ小さくなります。
電池が小さいということは当然電池寿命にも関係し、早く消耗します。
参考:一番小さな電池サイズ【PR536(10)】で1日10時間補聴器使用を想定し、5日~6日程度
2.手先が器用でない人にとっては扱いにくい場合がある
小さな補聴器の電池の交換や、補聴器の出し入れは大きなサイズに比べ難しくなります。
慣れてしまえばそれほど難しいことではないですが、毎日やるべきことなので考慮しておく必要があります。
3.充電式補聴器は非対応
小さな補聴器は充電式タイプには対応していません。
したがって、電池の交換は必須となります。
4.聴力によっては対応できない
小型タイプで対応できるのは中度~高度難聴までで、重度難聴以上になると、大きなサイズでしか対応できません。
厳密に言うと作製自体はできるものの、いくら音を大きくしても聞こえるようにならない「ボリューム不足」の状態になります。
まとめ:なるべく見えない、目立たない補聴器が希望なら小さいサイズを
いかがでしたでしょうか?
前述したように、小さな補聴器を選ぶ場合もデメリットはありますが、目立って周りの視線が気になることはほとんどありません。
自分にとって優先したいのは「目立たないこと」なのか「扱いやすさ」なのかを考えて補聴器を選びましょう。
高槻補聴器センターでは、お客様のご予算、使用環境、お気持ちを考慮しながら補聴器選びのお手伝いをさせていただいております。
快適な聴こえで楽しい補聴器ライフを送りましょう!
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