こんにちは、池田補聴器専門店です。夏らしいイベントといえばやはり花火大会ですね! 夜空を彩る光と、身体に響く大迫力の音――多くの方が楽しみにしている夏の風物詩ではないでしょうか。今回は、「花火の音」に注目し、その周波数や音圧、そして耳を守りながら楽しむコツをご紹介します。

花火の音はどうやって生まれる?

花火が上空で弾けると、爆発による衝撃波や燃焼音、そして火薬が燃えるときに発生するガスの膨張による破裂音など、様々な音の要素が複雑に混ざり合います。フィナーレの迫力ある連続音では、心臓までドキドキするような振動を感じることがありますよね。

 花火の音の大きさ「音圧」ってどれくらい?

花火の音の大きさを表す単位として、騒音などで一般的に使われる「デシベル(dB)」があります。打ち上げ地点や観覧場所との距離によって大きく変わりますが、近い場所では100dBを超えることも少なくありません。大きいもので120〜150dBに達する場合もあると言われています。ちなみに、通常の街中の騒音が70〜80dB、工事現場で100dB程度ですので、その大音量ぶりがイメージしやすいと思います。至近距離でこのような大音量にさらされると、短時間でも耳に負担がかかる可能性があります。

 「周波数」から見る花火の音

花火の音は、低音から高音まで幅広い周波数成分が含まれています。
・破裂音のような「ドン!」という重低音:数十Hz〜数百Hzの低周波域が中心
・細かな破片が「パチパチ」と弾ける音:数kHz〜十数kHzの高周波域が中心
そのため、聴力の状態によっては高音域が聞こえにくくなっている方にも、「ドン」という低音域だけはよく感じる、という場合もあります。

 花火を楽しみつつ、耳を守る3つのポイント

花火の音も楽しみたい反面、耳への影響も気にかかりますよね。安心して楽しむために以下のことに気を付けてください。
・なるべく花火から適度に離れて観覧する
距離が離れるほど音圧は低下するので、特に小さなお子さまや耳の敏感な方は少し遠めからでも十分迫力を楽しめます。
・耳栓やイヤーマフを活用する
短時間でも強烈な音にさらされると、耳に負担がかかることがあります。耳栓やイヤーマフを使うことで音圧を和らげられます。
・補聴器の設定を見直す
突発的な衝撃音を和らげる機能を使用する、高入力の利得やMPO(最大出力制限)を適切に抑えるように調整する、スマホやリモコンを使用し自分で音量を調節できるようにしておくなどして、快適に楽しみましょう。

花火大会後の「聴こえ」にも注意

短時間でも強大な音にさらされると、内耳にある有毛細胞が障害されて起こる「急性音響外傷」という病気になることがあります。耳の違和感や、聞こえにくさ、耳鳴り、耳閉感といった症状が出ます。一過性で自然に短時間で治ることもありますが、症状が強い場合や状態が長引く場合はできるだけ早く耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。

まとめ

花火大会は、夏の楽しい思い出を作ってくれる素敵なイベントです。一方で、大切な耳を守るためにも音の大きさには気を配りたいところ。補聴器をお使いで設定が気になる方はぜひ池田補聴器専門店までご相談ください。花火をより安全かつ快適に楽しむためにサポートいたします。それでは皆さま、元気に夏を楽しみましょう!

 

参考資料

一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 https://www.jibika.or.jp/modules/disease_kids/index.php?content_id=11

シグニア補聴器 https://www.signia.net/ja-jp/blog/local/ja-jp/omatsuri-season/

 

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