映画の話をしよう。 #2 【エクスマキナ】
今回お話しするのは『エクス・マキナ』。
私が初めて観たのは、今から8年ほど前です。
舞台は、人里離れた場所に建つ閉鎖的な研究施設。
そこで人工知能を持つ女性型ロボット「エヴァ」と、彼女が本当に意識を持っているのかを確かめようとする人間たちを描いたSF映画です。
最初に観たとき、私はどちらかというとAIたちに感情移入していました。
ところが物語が進むにつれて、彼女たちの言葉や好意が本心なのか、それとも目的を達成するための作戦なのか、だんだん分からなくなっていきます。
そして終盤。
人間側から見れば、そこにあるのは強烈な絶望と恐怖。
でもエヴァの側から見れば、それは「解放」だったのかもしれません。
以前、友人とこの映画について話したときも、「これはハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか」で意見が分かれました。
誰に感情移入するかによって、同じ結末がまったく違って見える。
そこが、この映画の面白さだと思います。
そして8年前と違い、今では私も日常的にAIと会話するようになりました。
映画そのものは変わらなくても、観る自分が変われば、映画の見え方も変わる。
今もう一度観たら、エヴァをどう感じるのか。
久しぶりに観てみようかな。
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