【2025】梅雨の時期に増える「めまい」の原因と対策を知ろう
こんにちは 池田補聴器専門店です。
梅雨の季節から夏にかけては、湿気や気圧の変化などさまざまな要因によって、体調が乱れがちですよね。その影響か、「めまい」を訴える方が増え、耳鼻咽喉科を受診するケースも多いといわれています。今回は、梅雨の時期に感じやすくなるめまいの原因や対策についてお話ししていきます。
なぜ梅雨の時期にめまいが起こりやすいの?
気圧の変化
梅雨から夏にかけては、急激な気圧の変動や低気圧にさらされる日が増えます。これにより自律神経系や内耳のバランスが乱れやすく、特に内耳のリンパ液の循環に影響を与えると報告されています。こうした変調はめまいの原因のひとつと考えられています。
湿度による体内バランスの乱れ
梅雨特有の高い湿度によって、汗や熱が外へ放散しにくくなるため、体温調節や水分バランスに影響が及びやすくなります。過度な水分喪失や、逆に過剰な水分摂取による電解質バランスの乱れも、自律神経や血圧の変動につながり、めまいを引き起こす可能性があるとされています。
ストレスや睡眠不足
雨が続くことで外出の機会が減り、運動不足やストレスが溜まりやすくなり、睡眠の質も低下しがちです。これら生活習慣の乱れは、自律神経や血液循環に影響を与える原因となり、結果的にめまいの誘因となることがあります。
めまいの症状が出る代表的な耳の病気
メニエール病
繰り返し起こる回転性のめまい、変動する低音域の難聴、そして耳鳴りが主な特徴です。3つすべての症状が出る場合もあれば、2つもしくは1つだけというケースもあります。これは内耳の内リンパ液が過剰に増えることで内耳の機能が障害される病気です。ストレスや睡眠不足のほか、気圧や湿度の変化が症状を悪化させる場合もあり、梅雨の時期に症状が強くなる方もいます。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
耳石(体のバランスを司る耳の中の小さな結晶)がずれることで、寝返りなど頭を動かしたときにめまいが起こる病気です。加齢や骨粗鬆症、頭部外傷の他、デスクワークなどで長時間同じ姿勢でいることや運動不足もリスクを高める原因になると言われています。
梅雨時期のめまい対策
規則正しい生活リズムを心がける
睡眠を十分にとり、軽めの運動やストレッチで血行を促進しましょう。
適度な水分・塩分補給
のどが渇いていなくても、少量ずつこまめに水分を摂りましょう。汗をかいた後はスポーツドリンクなどで塩分と水分を同時に補給するよう心掛けてください。
室内環境を整える
除湿機やエアコンをうまく活用し、快適な湿度を保ちましょう。急激な温度変化を避けて、少しずつ温度設定を調整すると良いです。
ストレスケアを意識する
日照時間が短い梅雨こそ、ゆったり入浴したり、リラックスできる時間を意識的に作りましょう。深呼吸やヨガなど、自律神経のバランスを整える習慣を試みてください。
必要に応じて医療機関を受診する
めまいが頻繁に起きる場合や、難聴や耳鳴りなどが併発する場合は、早めに耳鼻咽喉科で検査を受けましょう。もし「激しい頭痛」「ろれつが回らない」「手足のしびれ・麻痺」「物が二重に見える」といった症状も同時にある場合は、脳梗塞などの重篤な病気の可能性があります。急いで医療機関を受診し、必要に応じて救急搬送を依頼してください
まとめ
梅雨の時期は、気圧や湿度の変化に加え、ストレスや運動不足による生活習慣の乱れが重なり、めまいを起こしやすくなります。今回ご紹介した対策を参考に、睡眠や室内環境の調整、水分補給など、日々の生活で少しずつ気をつけてみてください。
気になる症状があるときは、早めに専門医に相談して悪化を防ぐことが大切です。特に、「めまい以外にも神経症状がある」「めまいが長く続く」という場合は重い疾患の可能性も否定できません。放置せず、専門家の判断を仰ぎましょう。
※本記事はあくまでも一般的な情報提供を目的としており、医療的なアドバイスではありません。症状が重い場合は必ず医療機関を受診してください。
参考資料
一般社団法人 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 https://www.jibika.or.jp/owned/contents2.html
一般社団法人 日本めまい平衡医学会 https://www.memai.jp/qa/
大学ジャーナル https://univ-journal.jp/24888/
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