映画『八つ墓村』、公開初日に観てきました!|本棚からこんにちは③
こんにちは。
茨木補聴器センターの西村です♪
補聴器専門店ですが、本日は少し違うお話を…。
前回に引き続き、今回も横溝正史を読んでいます。
今回、本棚から取り出したのはこちら。

横溝正史『八つ墓村』
「金田一耕助ファイル1」としても知られる、横溝正史の代表作のひとつです。
『八つ墓村』を読むのは、実は今回が初めてではありません。
ずいぶん前にも読んだことがあり、映画やテレビで観た記憶もあります。
ただ……。
昔に観た映像の印象が強烈すぎて、細かなあらすじはすっかり忘れてしまいました(笑)
頭に懐中電灯をつけた田治見要蔵が、ものすごい勢いで村を駆け回る姿。
そして、
「祟りじゃ~!」
という、あの強烈な場面。
『八つ墓村』と聞くと、まずそこが浮かんでくるんですよね。
ということで、今回はあらためて本を読み返すことにしました。
読み進めていると……

ちょうどそんなタイミングで、2026年9月18日、映画『八つ墓村』が公開!
これは観に行かねば……ということで、さっそく観てきました。
今回の映画は、原作をそのまま映像にしたものではありません。
映画には映画の時間があり、限られた上映時間の中で物語を届けなければなりません。
そして、今の時代に合わせた表現や、様々な世代にも楽しんでもらえるような工夫も必要なのだと思います。
実際に観てみて、私の感想は、
「こういう表現もあるんやな」でした。
原作を読んでいるからこそ「おや?」と思うところもありましたが、
だからといって「原作と違うからダメ」ということではなく、
同じ『八つ墓村』でも、こんなふうに描くことができるんやなぁ。
そんなふうに感じました。
そして、個人的にとても印象に残ったのが、滝藤賢一さんです。
セリフの言い方や、ふとした息遣い。
私が小説で思い描いていた人物のイメージと、スッと重なったんです。
「映画の中の別の人物」ではなく、
ちゃんと**横溝正史の『八つ墓村』の登場人物を演じてはるんやな**と感じられ、個人的にはそこが、とてもよかったです。
原作へのリスペクトを大切にしながら、新しい『八つ墓村』として描かれている、
そんなことを感じながら観ることができました。
そして映画のエンドロールを眺めていると……
「スペシャルサンクス 綾辻行人」の文字が!!!
「えっ、綾辻行人!?」
と思って、帰ってから調べてみると、脚本が出来上がる前の段階から清水崇監督が相談をしていたそうです。
綾辻行人先生ご本人も、公式コメントの中で、脚本段階で清水監督から相談を受けたことを明かされています。
私が子どもの頃から好きだった横溝正史先生。
そして、私が大好きな作家のひとり、綾辻行人先生。
そんなお二人の名前が、今回の『八つ墓村』でつながっていることにも、ちょっと嬉しくなりました。
……とはいえ、私の『八つ墓村』はまだ読了していません。
現在、とうとう辰弥が洞窟のことを金田一さんと警部に話たところ。
映画を観たあとに、また本を読み進めています。
映画を先に観てしまった今、また原作を読み返すと、どんなふうに感じるのか。
映画と小説。
同じ物語でも、それぞれにしかできない表現がある。
そんな違いも楽しみながら、もう少し『八つ墓村』の世界に浸ってみようと思います。


